私の愛は···幻

🎹制裁


グロリア・アルフレッドは、
日本へ到着、堂基建設内部に入った事を
ミロ総帥へ連絡した。

グロリア・アルフレッドと言えば
アメリカでは、有名も有名
弁護士としての頭脳、力では
右に出るものはいない。

ウォルトン家のミロ総帥の
依頼でなければ
日本へ飛ぶ時間などないほど
依頼がある。

だが、ミロ総帥の怒りは
半端なく
直ぐに出向くように言われた。

内容をウォルトン家の
プライベートジェットの中で
確認すると
KOTO様のお孫さんを·····
それで····か·····
バカな日本人だ。
ミロ総帥を敵に回して。

会議室に入り
堂基建設の二人を座らせ
説明を開始する。
さっさと終わらせて帰国しないと
仕事がたまる。

書面を出し二人の前へと並べる。
事実上、堂基建設倒産
従業員に関しての処置なし
後処理の全ては
堂基 泰人氏
堂基 健人氏が行う。

従業員への支払いや
建設途中の賠償責任等

泰人は、直ぐに反論するが
アルフレッドは、失笑し
『あなたがたは、怒らせては
いけない方を怒らせたのですから
仕方ありません。
あの方は、買収をしても
残された従業員に対して
このような扱いをされたことは
一度もありません。
それだけ腹に据えかねてる
のだと思います。』
と、言うアルフレッドに
健人は、
『ここまでの事をされたのです。
私達は、理由を聞く権利があるのでは?』
と、言うと
『あなた方に権利?
笑わせないで下さい。』
と、話してると
会議室のドアを開き
男性が入ってきた。
「社長。」
「榊先生。」
どうやら、ここの顧問弁護士だろう
と、アルフレッドが思っていると
「あっ、ええっと」
と、俺の顔を見て
言い淀んでいると
『日本語は、わかりますよ。
日本語で、どうぞ。』
と、言うと
「それでは。これはいったい。」
と、言われるから
『いったいも何も
私のクライアントが
堂基建設を買収しただけです。
まあ、こんなチッボケな会社は
必要ではありませんよ。
決して。
この方々が、私のクライアントを
怒らせただけです。』
と、言うと
「ちっぽけ?」
「必要ない?」
と、騒ぐ二人に対し
顧問弁護士は、
「あなたは····」
と、言うから
『ああ、申し遅れました。
私は、グロリア・アルフレッド
弁護士です。
ウォルトン財閥、ミロ総帥からの
依頼で動いています。』
と、伝えると
顧問弁護士は、口をワナワナさせて
ふるえだし
「なぜ?」
と、言う。
「「先生、どういう事だ?
   ウォルトン財閥とは?」」
と、二人は、弁護士に掴みかからんばかりの
勢いで騒いでいる。
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