私の愛は···幻
4️⃣

🎹恋愛から結婚


金曜日と土曜日になると
毎週見える堂基さん。

毎回、花束やお菓子を頂いている。
それと一緒に告白も·····

恋?とか恋愛?に
興味がなかったから
ずっとお断りしていたが
シャングリ・ラホテルでの
演奏が終わりホテルを出た所で
待ち伏せしていた男性がいて
その人から守ってくれたのが
堂基さんだった。

ふるえていている私の代りに
警察を呼んで対処してくれて
一緒に警察へ行ってくれたり
私が落ち着くまで
ずっと側にいてくれた。

その時のお礼の席で
堂基さんからの告白をお受けした。


それからは、
堂基さんとのお付き合いは、
順調に進んで行った。

堂基さん事、健人さんは、
とても優しくて
私を大切に大事にしてくれた。

そして····
健人さん、27歳
天音 24歳の時に
二人は、結婚をした。

健人さんのお父様は、
反対で中々認めてくれなかったが
お母様から
「いつまで、子供の事に口を挟むのですか
健人が、見つけた女性です。
温かく見守る事は、できないのですか?」
の、一喝で私達は無事に入籍を済ませた。


後に知ることに····

お父様は、
私に両親がいない事を
恥だと思っていて
お父様の友人のお嬢様を
健人さんにと考えていたらしい。

おばあさまに結婚の報告をすると
おばあさまは、結婚は認めてくれたが
『自分の事は、海外に住む親戚だと
伝えなさい。』
と、言われたので、
そう報告をした。

私の方に身内がいないので
式は二人で挙げて
会社関係には連盟で報告を済ませた。

健人さんは、続けて良いと言って
くれたが、シャングリ・ラホテルの
ラウンジでの仕事は辞めて
ピアノ教室だけの勤務をする事に。

京子先生も了承してくれた。

ただし、催しがある時は
手伝って欲しいと言われたので
お受けした。
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