エリート御曹司は独占本能のままにウブな彼女を娶りたい



「ありがとうございます」

はにかんだ笑顔を浮かべる優杏は、誰にも見せたくないくらい綺麗だった。
煌斗も誠実な態度を見せた紀之に、改めて挨拶した。

「これからもよろしくお願いします」

煌斗の丁寧な言葉を聞いて、紀之も笑顔で答えた。

「ええ、庭の工事はお任せください」

「だいぶかかりそうですか?」
「法面の工事がひと月くらいかかるから、それまでには仕上げたいですね」

「ひと月もここに住めないの?」

優杏はそこまで日数がかかると思っていなかったようだ。

「この際、きちんと直しておいた方がいい」

煌斗が今後のことを考えて口添えすると、納得したようだ。

「わかりました。よろしくお願いします」

「じゃあ優杏、荷物をまとめておいで」
「はい」

< 114 / 203 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop