エリート御曹司は独占本能のままにウブな彼女を娶りたい
「ありがとうございます」
はにかんだ笑顔を浮かべる優杏は、誰にも見せたくないくらい綺麗だった。
煌斗も誠実な態度を見せた紀之に、改めて挨拶した。
「これからもよろしくお願いします」
煌斗の丁寧な言葉を聞いて、紀之も笑顔で答えた。
「ええ、庭の工事はお任せください」
「だいぶかかりそうですか?」
「法面の工事がひと月くらいかかるから、それまでには仕上げたいですね」
「ひと月もここに住めないの?」
優杏はそこまで日数がかかると思っていなかったようだ。
「この際、きちんと直しておいた方がいい」
煌斗が今後のことを考えて口添えすると、納得したようだ。
「わかりました。よろしくお願いします」
「じゃあ優杏、荷物をまとめておいで」
「はい」