エリート御曹司は独占本能のままにウブな彼女を娶りたい


優杏が家に入って行くと、紀之が煌斗にあらためて向き合った。

「彼女を幸せにして下さい」
「ええ、もちろんです」

諦めきれないのか、紀之はもうひとこと煌斗に念を押した。

「彼女の笑顔を消さないでくださいね」
「そうですね、優杏にはいつも笑っていて欲しいですから」

煌斗も紀之の言葉に同意した。
お互い、優杏の幸せを願っている気持ちに変わりはないのだ。

「それじゃあ」

煌斗は軽く会釈をすると、自分も秋本家に入っていった。



それを紀之は少し複雑そうな顔で見つめていた。




< 115 / 203 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop