エリート御曹司は独占本能のままにウブな彼女を娶りたい
「お久しぶりです、おじさま」
優杏は、宗一郎に会うのは数年ぶりだった。
「優杏さん、この度は大変だったね」
「はい。煌斗さんにはずいぶんお世話になっております」
「自分の家だと思って、ゆっくり過ごしてくれて構わないからね」
「ありがとうございます」
宗一郎は優杏の緊張をほぐすように、優しく声をかけてくれた。
だが、結婚の話には触れてこない。
「私は煌斗と仕事の話があるから、君は三谷の手伝いを頼めるかな?」
「はい。お夕食の支度をしていますね」
宗一郎の態度から自分に聞かせたくない話だろうと感じて、優杏はそっと書斎を出た。