エリート御曹司は独占本能のままにウブな彼女を娶りたい
煌斗が門から出て行くと、優杏は急いで家に入り着替えてから茶の用意をした。
30分くらいして、チャイムが鳴ると玄関に煌斗の姿があった。
相変わらす煌斗にはムサシは吠えないので、番犬とは言えなさそうだ。
「お疲れさまです。よかったらコーヒーでも淹れましょうか?」
「ありがとう。でも優ちゃんの日本茶がいいな」
「わかりました。リビングで待っててくださいね」
優杏は思ったより普通に話すことができてホッとした。
彼も気にしている様に言えない。
キッチンで茶の準備をして戻ってきたら、煌斗はリビングの雰囲気を懐かしんでいるように見えた。
「お待たせしました」
いつもの日本茶を淹れて、煌斗の前におしぼりと茶を置いた。
「引っ越しの荷物は片付いたんだね」
「ええ、何とか」