エリート御曹司は独占本能のままにウブな彼女を娶りたい


 *******


煌斗が秋本家の庭から道路沿いに歩いてみたら、優杏が言っていた新しい道路と団地が見えた。
団地に続く道沿いに法面を調べてみたが、特に目立っておかしいところはなさそうだ。

ただ、晴天のときにはわからなくても雨が降ったらなにか変わるかもしれない。
優秀な悠慎が言い遺したことだ。煌斗はきちんと確認しようと思った。

秋本家に帰ると、優杏に説明するために屋敷に上がった。

リビングルームに通されたので部屋を見渡すと、家具もカーテンも以前のままだ。

仲間とオンラインゲームではしゃぎまわって、ソファーにつけてしまった傷まで覚えていた通りの位置にある。

ソファーに座って部屋を懐かしく見回していたら、優杏が茶を運んできてくれた。

優杏は、さっきの話は忘れたかのように落ち着いて見えた。


< 60 / 203 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop