エリート御曹司は独占本能のままにウブな彼女を娶りたい
ふたりで玄関から出てイングリッシュガーデンを歩き出した時、ムサシがクンクンと鼻を鳴らした。
「やあ、優ちゃん」
「あら!」
門から入って来たのは背の高い日焼けした男性だ。まだ若そうに見える。
(誰だろう? 優ちゃんって呼ぶくらいだから、優杏の恋人か?)
煌斗が怪訝な顔を見せたからか、その青年のほうから彼に挨拶をしてきた。
「はじめまして、優ちゃんの会社の方ですか?」
「いえ、幼なじみです」