OL 万千湖さんのささやかなる野望
「どっちみち、それ、あんたが、この人がいい、あの人がいいって言ってるだけの妄想日記みたいなもんじゃない。

 別に彼氏に見られても、なにもやましくないでしょうが。
 ただ、気が多いってだけでさ」

「気が多いって思われるのが問題なんでしょーっ」
と揉める二人の声を聞きながら、何故、私の日記が瑠美さんの妄想日記扱い……と思っていた。

 そんな感じにいつも通りの日々を過ごしているうちに、地鎮祭とご近所さんに挨拶回りをする日がやってきた。

 まあ、ご近所って……

 ものすごく離れているのだが。



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