OL 万千湖さんのささやかなる野望
「マチカさんたみたいな素敵で楽しい愉快な人が駿佑を選んでくれたのに」
課長を選んできたのは、私じゃなくて、人事の部長です。
そして、素敵より、楽しいと愉快なの方に重きが置かれている気がするのは気のせいでしょうか……。
「駿佑っ。
このままじゃ、あんた、マチカさんが他の人と結婚しちゃって。
その子どもや孫をあの共同リビングで見る羽目になるわよっ」
美雪さんっ、それたぶん逆ですっ!
と万千湖が思ったとき、美雪はテーブルにポンと茶封筒を出してきた。
「これでせめて、指輪でも買いなさい。
マチカさんが他の人にとられないように。
婚約指輪でも、結婚指輪でもいいから」
なにかこう……指輪というより、首輪的な感じですね、と思いながら、駿佑と二人、顔を見合わせて困る。
課長を選んできたのは、私じゃなくて、人事の部長です。
そして、素敵より、楽しいと愉快なの方に重きが置かれている気がするのは気のせいでしょうか……。
「駿佑っ。
このままじゃ、あんた、マチカさんが他の人と結婚しちゃって。
その子どもや孫をあの共同リビングで見る羽目になるわよっ」
美雪さんっ、それたぶん逆ですっ!
と万千湖が思ったとき、美雪はテーブルにポンと茶封筒を出してきた。
「これでせめて、指輪でも買いなさい。
マチカさんが他の人にとられないように。
婚約指輪でも、結婚指輪でもいいから」
なにかこう……指輪というより、首輪的な感じですね、と思いながら、駿佑と二人、顔を見合わせて困る。