OL 万千湖さんのささやかなる野望



 次の日、職場の廊下で駿佑と出会った。

 チラと万千湖の指を見て言う。

「……はめてないのか」

「指、もがれます」

「ここ、海外じゃないぞ」

「瑠美さんたちにもがれます」

「つけてないと、綿貫と雁夜が来るじゃないか」

 いや、何故ですか……と思っている間に駿佑は通り過ぎていった。



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