棗くんからは逃げられない
「ぁ……いお、りくん…」

「くそバカ兄貴、何してんの?」


男の人を後ろから羽交い締めにして眉を寄せる伊織くん

その姿を見て力を抜く


びっくりしたっ…


「あはー、何もぉ」

「嘘つけ」

その人を話した伊織くんはこちらに近づいてきた


「っへ!?いおりくっ……」

「俺の、だから
手、出したら殺す」

そのまま私はその腕の中に閉じ込められた


耳のすぐ近くで聞こえる声

真っ暗な視界の中響くそれが心臓をはねさせる
< 206 / 241 >

この作品をシェア

pagetop