内緒の出産がバレたら、御曹司が溺甘パパになりました
 首を動かすと、視界の隅で仕切りのないベッドルームからちらりとベッドが見えた。部屋の広さにも負けず、とっても大きい。

 危うく緊張しそうになって、視線を外す。

 私がリードしなきゃ。
 悠に誘惑されるんじゃなくて、誘惑するの。

「シャワー、どうする?」と、悠。

「あ、うん。浴びようかな」
 努めて笑顔で答えた。

「じゃあ、一緒に浴びようか」

 え?

 い、いやそれは……。

 で、でも、断ったら変か。私はビッチなんだし。

「うん。そうだね」

 言ったそばから後悔する。
 あぁもう考えちゃダメ。

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