離婚前夜に身ごもったら、御曹司の過保護な溺愛に捕まりました
 一年もあれば好きになってくれると思ったのに、もともとの約束通り離婚するなんて誰が思うのか。

 咲良は俺を嫌いではないと言うが、好きだとは言わない。だからあの日、離婚を止めずに受け入れたのだ。

 それなのに最後の夜は俺を受け入れ、本当の夫婦だったかのように甘えてくれた。

 心変わりすればいいと願いながら抱いたぬくもりを思い出すだけで、ぞくぞくしたものが込み上げる。

 経験のない彼女の初めてを、ほかでもない俺が手に入れたというのがうれしかった。

 ことさら気を遣っていたのに、楓花を身ごもったと知って運命を感じた。

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