離婚前夜に身ごもったら、御曹司の過保護な溺愛に捕まりました
「智秋だって私の気持ちに気づいてなかったのに」
「俺を好きで好きでしょうがないって?」
からかうように言われてなんとなく反発したくなる。
「別に離れようと思えばまた離れられるよ」
「へえ、そうなのか」
強がった私に返ってきたのは、妙に楽しげな笑みだった。
「じゃあこの先はしなくていいんだな」
智秋は私の唇をついばむと、〝この先〟を匂わせるように胸もとへ手を滑らせた。
服の間から覗く肌に直接指が触れた瞬間、無意識に期待していた身体がびくりと跳ねる。
「咲良がしたくないことはしたくない。だからしてって言ってくれるまで今まで通りお行儀のいい夫でいるよ」