離婚前夜に身ごもったら、御曹司の過保護な溺愛に捕まりました
 取り繕った笑顔も心の内をさらけ出した笑顔も、どちらも私が好きなもの。

 智秋が何度も好きだと繰り返すのは、きっと伝えないと自分の中で想いが弾けてしまうからだ。

 それを理解した私もあふれそうな気持ちを口にする。

「大好き。最初はかっこいい変な人だなって思ってたけど。今はいきなりプロポーズされた理由がわかったから」

「俺をおかしな奴にしたのは咲良だよ。契約結婚でもして繋ぎ留めないとって焦ってたんだぞ。……いや、よく考えたら咲良も大概じゃないか? 会ったばかりの男のプロポーズを受け入れるなんて」

「変わり者同士でお似合いなんだよ、たぶん」

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