離婚前夜に身ごもったら、御曹司の過保護な溺愛に捕まりました
 来たばかりなのにもう楽しくなっていると、楓花が久々に会った叔父を見てうれしくなったのかきゃっと声を上げた。

 深冬さんはその声で母と義母に気づいたらしく、適当に智秋をあしらうとすぐそちらへ向かう。

「深冬も久し振り。こちらが咲良さんのお母様。さっきまで一緒に浅草観光してきちゃった。ふたりでたくさん揚げまんじゅうを食べたのよ」

「初めまして、咲良の母です。今日は私まで一緒に招待していただいてありがとうございました」

 真面目に言ってから、母はふふっと笑う。

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