離婚前夜に身ごもったら、御曹司の過保護な溺愛に捕まりました
「紙と箱は俺の宝物にするんだ。いつか楓花が大きくなったら、ママが初めてパパにくれたチョコなんだよって自慢する」

 それを聞いた咲良が微妙な顔をする。

「愛が重いよって言われない? 普通、そんなもの取っておかないと思うけど」

「俺の愛情が重いのは最初からわかってただろ」

「最初からはわかってなかったよ。まともな人だと思ってたしね」

 まるで今の俺がまともではないかのような言い方だ。

 ただ咲良が好きすぎて、彼女のことしか考えていないだけだというのに納得いかない。

 包装を解くと、おもちゃの絵が描かれた箱が姿を現した。子供っぽい絵柄だが、まったく気にならない。

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