離婚前夜に身ごもったら、御曹司の過保護な溺愛に捕まりました
 智秋と私は不思議なほど波長が合った。会話は楽しいし、沈黙していても気まずくならない。

 そんな居心地のよさも私を恋に落とす理由のひとつかもしれなかった。

 智秋との生活はとても楽しかったし、それなりの幸せを感じてもいた。

 彼は私をよき隣人として気に入ってくれていたが、残念ながらそこまでの感情しか持っていないとわかっている。

 なぜなら智秋は私を自身の両親に紹介しなかった。

 たちばなの若旦那と結婚するならば、妻として手伝いをするのだろうかと身構えていたのにそれもなかった。

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