首取り様1
☆☆☆
美樹と明宏は比較的明るい道を歩いていた。
大通りの向こうには大型スーパーが立ち並び、今歩いている歩道も広くて歩きやすかった。
しかし、そうなると首を探す場所が少なくなってしまうのだ。
さっきから歩いてばかりで肝心の首を見つけることができずにいる。
あの三叉路からも随分と離れてきてしまっていた。
「戻ったほうがいいかもしれないな」
途中で立ち止まり、明宏は言った。
「そうだね。あの足跡が消えてから随分離れたもんね」
美樹はホッとしたような声色で頷いた。
これ以上この先を探しても無意味だと判断した2人は同時に振り返った。
みんなと合流して他を探そうとした、そのときだった。
ヌッと音もなくそれは出現した。
黒い化け物はいつの間にか2人の真後ろにいたのだ。
突然のことで2人共動けなかった。
黒い化け物がグッと上半身をかがめて2人に近づく。
顔は見えないはずなのに、それが笑ったような気がした。
美樹と明宏は比較的明るい道を歩いていた。
大通りの向こうには大型スーパーが立ち並び、今歩いている歩道も広くて歩きやすかった。
しかし、そうなると首を探す場所が少なくなってしまうのだ。
さっきから歩いてばかりで肝心の首を見つけることができずにいる。
あの三叉路からも随分と離れてきてしまっていた。
「戻ったほうがいいかもしれないな」
途中で立ち止まり、明宏は言った。
「そうだね。あの足跡が消えてから随分離れたもんね」
美樹はホッとしたような声色で頷いた。
これ以上この先を探しても無意味だと判断した2人は同時に振り返った。
みんなと合流して他を探そうとした、そのときだった。
ヌッと音もなくそれは出現した。
黒い化け物はいつの間にか2人の真後ろにいたのだ。
突然のことで2人共動けなかった。
黒い化け物がグッと上半身をかがめて2人に近づく。
顔は見えないはずなのに、それが笑ったような気がした。