首取り様1
どうして自分でそう感じたのかよくわからなかった。


だけど全身はまだ寒くて、この白いものを土から掘り出さなければならないと強く感じた。


「なにか見つけたのか?」


休憩を終えた慎也と明宏が近づいてくる。


「あぁ。見つけた。地蔵の頭部をな」


大輔は自分のものではないような声でそう言い、力強く土を掘り返したのだった。
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