首取り様1
「きっと、これで正しいと思う」


地蔵とガイコツを交互に見て明宏が言う。


「よし! それなら後2つだな」


慎也が半袖を肩の上まで腕まくりをして気合を入れる。


明宏の頭部を見つけた場所と、佳奈の頭部を見つけた場所だ。


そこを探せばきっとガイコツが見つかる!


そしてそのガイコツを地蔵にかえすことができれば、きっとすべてが終わる!


期待に胸が膨らんで、6人の顔に自然と笑みが浮かんだ。


と、そのとき。


コツンッと佳奈の胸をノックする違和感があった。


それはとても小さな石ころで、気にしなければ気にならないものだった。


無視していればいい。


そう思うのに、小石はコツンッコツンッとなおも佳奈の胸をノックし続ける。


どうしよう。
< 159 / 182 >

この作品をシェア

pagetop