首取り様1
この違和感の正体をつかめないままにみんなに『なにか変だ』と伝えても良いんだろうか?


考えている間に慎也たちは動き出していた。


2つ目のガイコツを探す前に、スコップを用意するのだ。


「佳奈、行くぞ」


慎也に声をかけられて、佳奈は咄嗟に笑顔を浮かべた。


胸を刺激する違和感を押し込めて、みんなの元へと急ぐ。


まだなにもわからない、ただの違和感だ。


自分の勘違いかもしれないし、みんなを不安にさせるようなことは言わないでおこう。


佳奈はそう決めたのだった。
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