首取り様1
☆☆☆

明宏の頭部を見つけたのは林の中だった。


木々が茂る林は夏でも涼しくて、スコップを使う手が休まることはなかった。


「僕の首はこんな場所にあったのか」


明宏は林の中を見回してため息を吐き出した。


明宏の頭部を発見したときのことはよく覚えている。


最初はただの丸い岩だと思った。


黒くてツヤツヤとした髪の毛がなければ、それが頭部だとは思わなかっただろう。


みんなでスマホの明かりを集めて岩を映し出した。


そして浮かび上がってきたのが明宏の頭部だったんだ。


「確かこの辺だったよね」


美樹が明宏の頭部を見つけた場所まで歩いていく。


あの時は夜中だったかし、はっきりした場所はわからない。


だけど林の手前の方であったことは覚えている。


「たぶんな。とにかく土を掘ろう。そうすればまたガイコツが出てくるはずだ」


慎也は確信を持った声でそう言ったのだった。
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