首取り様4
柏木はソファに深く座って腕組みをし、目を閉じてしまった。
なにか考えことをしているようだ。
返事がなくて不安になったとき、階段を駆け下りてくる音が聞こえてきて廊下へ視線を向けた。
「外に出たらダメよ!」
女性の声が聞こえたかと思うと、小学生くらいの少年が廊下を走ってやってきた。
少年は佳奈たちを見て一瞬たじろぎ、不思議そうな表情を浮かべる。
「この子は私の妻と子供だ。驚かせて悪いね」
1人の男が穏やかに紹介してくれた。
「みんな、この家に避難してきているんだよ。昔、首取りだった子孫たちはね」
「そうだったんですね」
小さな男の子は本間だと名乗った。
本間一生の弟だ。
佳奈は一生の頭部が地蔵についているのを思い出して、下唇を噛み締めた。
こんなにかわいい弟がいるにも関わらず一生は地蔵に手を貸したのだ。
なにか考えことをしているようだ。
返事がなくて不安になったとき、階段を駆け下りてくる音が聞こえてきて廊下へ視線を向けた。
「外に出たらダメよ!」
女性の声が聞こえたかと思うと、小学生くらいの少年が廊下を走ってやってきた。
少年は佳奈たちを見て一瞬たじろぎ、不思議そうな表情を浮かべる。
「この子は私の妻と子供だ。驚かせて悪いね」
1人の男が穏やかに紹介してくれた。
「みんな、この家に避難してきているんだよ。昔、首取りだった子孫たちはね」
「そうだったんですね」
小さな男の子は本間だと名乗った。
本間一生の弟だ。
佳奈は一生の頭部が地蔵についているのを思い出して、下唇を噛み締めた。
こんなにかわいい弟がいるにも関わらず一生は地蔵に手を貸したのだ。