一途な淫魔の執着愛〜俺はお前しか一生抱かない〜
「日和、もう一回名前で呼んで」


 頬を撫でられ優しく包み込まれる。温かい、日和の大好きな洸夜の手。


「こ、うや」
「もう一回」
「洸夜……んっ……」


 洸夜は官能の篭った瞳で微笑み、優しくキスをした。


「たまんねぇな、日和の蕩けた顔。もっと見せて」
「あ……んっ……」


 歯列をなぞる舌先、ざらりと舌を舐められそのまま奥まで吸いつくされる。
 腕を洸夜の背中に回すとふわりと羽に手が触れた。こんなに闇に溶け込んでいそうなほど真っ黒なのに触ると柔らかくて気持ちがいい。抱きしめても痛くないのだろうか、おそるおそる抱きしめる。


「もっとしっかり抱きついて。何も痛くないから、もっと俺にくっついて」


 エスパーかと思った。おそるおそる抱きしめたことに気づいたようで「もっと」と催促してくる。
 唇が真っ赤に染まり上がり少しヒリヒリするくらい、唇の横から唾液が流れ落ちてはペロリと舐めあげて、何度も何度もキスを重ねた。
 するりと絡まっていた舌が首のラインをなぞり、くすぐったいような、じれったいような、気落ち良いような刺激で甘い声が出た。

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