一途な淫魔の執着愛〜俺はお前しか一生抱かない〜
「あっ……」
「あ〜、スッゲェ濡れてる。今日、改めて思ったけど仕事を頑張ってる日和も凄いキラキラしてて魅力的だったな。エッチな日和も好きだけどな」
(え……そ、そうなの?)


 てっきり自分の身体だけが目当てなのかと思っていたので洸夜の思いがけない言葉に心臓がドキリと大きく波打った。
 誇りを持って一生懸命働いているパティシエと言う職業を褒めてもらえたような気がして嬉しい。


「ん? なんか凄いいきなり溢れ出してきた。気持ちいい?」


 くちゃ、くちゃと淫靡な音が薄暗い部屋に響く。決して激しくない、ゆっくり、ゆっくりと中を味わうように動かされる。でもまたそれが気持ちいい。
 カチャカチャと金属音が聞こえ、しゅるりとネクタイを外し、ワイシャツを脱ぎ捨てた洸夜。


「こっち向いて」


 甘く優しく誘い込まれる。身体をくるりと回転させられ向き合う状態に、異常に心臓がバクバクと動き出した。


(な、なんか凄くかっこよく見えちゃう……やだ、そんなの有り得ない、でも……)


 引き寄せられるようにキスを繰り返し、自然と自分から彼に抱きつき、両腕を首に回していた。肌と肌が触れ合うことがこんなにも気持ちいいなんて洸夜に出会い、抱かれなければ知ることはなかった。


「っはぁ、日和から抱きついてくれるなんてそれだけでイキそう」
「なっ……」
「イキそうだけど日和の中でしかイキたくないからな」


日和の身体をいたわるように姫抱きにし額に優しいキスを落とした。


「日和、お前だけは俺の側から離れないでくれよ……」


 優しいのに、切なげで、ギュウッと大事なものを誰にも取られないように抱きしめられ、肌がピッタリと密着している。どんどん大きくなる快楽の波がとたんに弾け、日和の息が整うまで洸夜は抱きしめ続けた。
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