一途な淫魔の執着愛〜俺はお前しか一生抱かない〜
「おはよーございます」
「お〜おはようさん」


 店の店長である健は日和よりも早く出勤し時間のかかるタルト生地の準備などをしてくれている。


「んじゃあ日和はいつもどおりスポンジよろしく〜」
「了解です」


 卵とグラニュー糖を混ぜ合わせ泡立て器でしっかりと泡立て、小麦粉をふるいにかけ生地をしっかりとま混ぜる。この加減で生地がちゃんと膨らむかがきまるようなものだ。溶かしバターを加えさらに混ぜ合わせて型に流し込む。業務用の予熱したオーブンで焼いて、焼き上がったら冷ましてスポンジの完成だ。
 朝焼いたスポンジは一日しっかりと寝かせて次の日にデコレーションして店頭に並べる。今日は昨日焼いて一日寝かせたスポンジを綺麗に着飾らせショートケーキへと変貌させるのだ。


「おはようございまあす」


 綾乃も出勤してきてもう九時ということが分かる。あと一時間後には開店だ。


「今日も綺麗なショートケーキッ!」
「でしょう、ザッハトルテも冷蔵庫でいま冷やしてる」
「ああ、例のイケメン社長が気に入ってるもんね。日和の作ったザッハトルテ」
「なっ……」
「昨日はあの後どうだったのよ〜んん? 白状なさいっ!」


 薄暗い部屋でヘトヘトになるまで抱かれてました! なんて言えるかーっ!!!

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