一途な淫魔の執着愛〜俺はお前しか一生抱かない〜
ケースの中にはショートケーキ、モンブラン、ベイクドチーズケーキ、さつまいものモンブランに苺のタルトと苺のミルフィーユ、あとザッハトルテが数個ずつ残っている。
悠夜は「どれにしようか悩むなぁ」とケースの端から端までを何度も目で往復しながら楽しそうにケーキを選んでいた。なんだか小さな男の子がはじめてのおつかいにでも来たように見えてしまう。
「よし、決めた! 今日のデザートはさつまいものモンブランとザッハトルテに決めた!」
(あいつと同じ……ザッハトルテが好きなんだ)
どうしても直ぐに洸夜の顔を思い出してしまう。
「じゃあ箱に詰めるので少しお待ちくださいね」
「お願いします。僕ザッハトルテ凄い好きなんですよ。昨日のパーティーではなかったので今日食べれるなんて幸せだなぁ」
本当に幸せそうな笑顔を見せるのでなんだか日和までほわほわと幸せな気持ちでいっぱいになった。
(やっぱり自分の作ったケーキで人を幸せに出来るって嬉しいなぁ)