一途な淫魔の執着愛〜俺はお前しか一生抱かない〜
 五時半に鳴るスマホのアラームで今日も目が覚めた。


「……おかしい」


 いや、おかしくはなくて夢に洸夜が出てこないほうがいいのだが三日も夢を見ていない。こんなことは初めてだ。少なくとも二日に一回は現れていたのに。


「いや、いいじゃん! 平和で!」


 そう思っていても何故か気になってしまう。
 洸夜が夢に出ることが当たり前のようになってしまっていた日和はなんだか胸の奥がそわそわして落ち着かない。


「ああ、もう! なんなのよ!」


 夢に出てきても日和を困らせ、夢に出なくても日和を困らせる。それほど洸夜の存在が日和にとって大きく変化してきているのかもしれない。
 気になって、気になって丁度水曜日で店が定休日で休みだった日和はなぜか足がハピフルに向かっていた。


(今更だけど私あいつの連絡先しらないのよね)


 いつも勝手に夢に現れ、勝手に店にも会いに来るので連絡を取るということが今までなかったのだ。


(連絡先もしらないくせにココで出会ってからは毎日会わない日はなかったもんなぁ)


 毎日現れていたのに急に会わなくなるとか、それは心配するよね、人として。うん。
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