一途な淫魔の執着愛〜俺はお前しか一生抱かない〜

「私はあんたしか見てない……こうやって触れるのもあんただけだから」


 鳩が豆鉄砲をくらったような顔とはこのような顔か、洸夜は大きく目を開き薄い色素のブラウンの瞳がまっすぐ日和を見つめている。いつだってそうだ、この男は出会った時からずっとブレずに真っ直ぐにこの瞳で日和だけをしっかりと見つめてくる。
 言った後にハッと自分は何を言っているんだと恥ずかしくなり顔を俯かせた。みるみるうちに顔に熱が集まっていき火を吹き出しそうだ。
 頬に触れていた手はスッと下に降りてきて日和の顎を捉え、クイッと上げられる。バチッと合った洸夜の瞳は嬉しそうに目を細め、好きだと声に出して言われたわけではないのにそう表情が言ってくる。
 日和、好きだ、と。
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