イジワルな君の一途で不器用な恋心

雷夜から小銭とレシートを受け取り、会計を済ませた。



「ごちそうさまでした! 美味しかったです!」

「どうもありがとうございます」



わー、引きつってる引きつってる。
お得意の営業スマイルが崩壊寸前を迎えてる。

早く解放してあげたいところだけど、ここからが勝負だ。


話があると言って外に連れ出す。



「仕事中にごめん。明日から委員会で挨拶運動任されたから、今週いっぱいは1人で登校するって言いたくて」

「おぅ、了解」



わざわざ連れ出すほどのことかよとツッコまれそうだが、連日顔を見せないと心配させてしまうと思ったので前もって伝えた。



「そっちは何かある? 部活のこととか。副部長だし」

「あー……」



ほら、今周り誰もいないよ。チャンスだよ。

そう言わんばかりに目を見つめる。



「めちゃくちゃ申し訳わけないんだけど……しばらく、店に来るの控えてくれませんか?」
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