イジワルな君の一途で不器用な恋心


それから、私は委員会活動、雷夜はバイトと、顔を合わせない日々が続いた。

連絡が来たのは、カフェで会ってから8日が経過した月曜日の夜。3連休最終日の祝日だった。



「おはよー、琳子」

「おはよう。テスト合格おめでとう」



火曜日の朝。駅のホームにやってきた彼にお祝いの言葉を贈った。



「サンキュ。つっても、5種類中3種類だけだけどな」

「充分すごいわよ。学校と両立しながらマスターしたんだから」



昨夜、お風呂から上がって一息ついていた時。

【3つ合格した】とシンプルなメッセージが届いて、ソッコーで返信して自分ごとのように喜んだ。


一発合格を目指していた本人的には、嬉しさ半分悔しさ半分とのこと。

だけど、受験の準備や勉強の合間に練習を重ねていたわけだし。もっと喜んでいいと思うけどな。



「提供は、合格したやつだけ?」

「うん。ダメだったやつは来週やるって」

「じゃあ、ミワワちゃんには……」

「まだ内緒でお願いします」

「了解っ」
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