闇に咲く華ー偽りの華ー
第3章 黄霧四塞の華
「まぁ!」
辺り一面、オーシャンビュー。
潮風が心地よく、暑くなってきているけれど過ごしやすい。
この前の黒龍に拉致られてから、鬼龍と清宮で強固となる護衛が付いたため(何処に行くにも大樹と一緒か組長、莉依さんと一緒)、息抜きとして外泊することになったのだ。
ただ護衛は変わらずで、鬼龍総動員…。
息抜きなのか…?
「お姉ちゃん!!明日はここで花火大会があるんだって!浴衣見に行こうよ!」
ハシャギ過ぎている詩月。
満面の笑みをみると、北園に居たときの事を思い出す。
懐かしい。
この笑顔がずっと続きますように。
花火なんて何年ぶりだろうか。
というか…、初めてかもしれない…。
どうしよう。
何をしたらいいのやら。
「お姉ちゃん?どうかしたの?」
「ねぇ、私花火大会初めてだわ。」
そう告げると、詩月は驚きを隠せないでいる。
そりゃそうだ。
物心付いた頃から、仕事に携わっていたのだ。
"遊ぶ"なんて概念はなかった。
「仕事人間だったから、息抜きしなきゃね。」
「お姉ちゃん、仕事人間って…まだ18でしょ?」
「そうだけどさ…。」
辺り一面、オーシャンビュー。
潮風が心地よく、暑くなってきているけれど過ごしやすい。
この前の黒龍に拉致られてから、鬼龍と清宮で強固となる護衛が付いたため(何処に行くにも大樹と一緒か組長、莉依さんと一緒)、息抜きとして外泊することになったのだ。
ただ護衛は変わらずで、鬼龍総動員…。
息抜きなのか…?
「お姉ちゃん!!明日はここで花火大会があるんだって!浴衣見に行こうよ!」
ハシャギ過ぎている詩月。
満面の笑みをみると、北園に居たときの事を思い出す。
懐かしい。
この笑顔がずっと続きますように。
花火なんて何年ぶりだろうか。
というか…、初めてかもしれない…。
どうしよう。
何をしたらいいのやら。
「お姉ちゃん?どうかしたの?」
「ねぇ、私花火大会初めてだわ。」
そう告げると、詩月は驚きを隠せないでいる。
そりゃそうだ。
物心付いた頃から、仕事に携わっていたのだ。
"遊ぶ"なんて概念はなかった。
「仕事人間だったから、息抜きしなきゃね。」
「お姉ちゃん、仕事人間って…まだ18でしょ?」
「そうだけどさ…。」