イケメンを好きになってはイケません⁈
 また、すぐそうやって思わせぶりなことを言うから、本当に油断ならない。

 あらぬ方向に話が進む前にわたしは「お茶飲むでしょう」と、キッチンに向かった。

「でも、ほんと、助かりました。まだ、部屋の整理ができてないから、絆創膏見つかんないし、血は止まんないし、どうしようかと」

「何で切ったの?」

「コップ割っちゃって、拾おうとしたらスパッと。あんなに切り口が鋭いと思わなかった」

 テーブルに麦茶のグラスを置いた。

 彼は律儀にいただきますと言って、ゴクゴクと半分ほど一気に飲んだ。

「うめぇ。めっちゃ、のど乾いてたから」
 
 この飲みっぷり。
 いかにも男子って感じ。
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