イケメンを好きになってはイケません⁈
「そんなに嫌がるんなら。まあ、秘密にしとくのもスリルがあって、案外いいかもな」

 森下くんは意味ありげな笑みを浮かべてる。
 どういう意味で彼がそんなことを言ったのか、後々、思い知ることになるのだけれど……

 そして、数日後のこと。

 オフィスに突然の来客があり、お茶出しを頼まれたわたしは給湯室に行った。
 お湯を沸かしていると、ドアが開く音が。
 振り向くと森下くん。

「どうしたの?」
「聡子さんが入ってくの、見えたから」
 そう言うと、わたしの腕を取り、戸棚の陰の壁ぎわまで引っ張っていった。

「なに、どうし……」
 両腕を壁に軽く押しつけられ、自由を奪われ……
「ん? キスしたいなと思って」
 そう言うと、すぐ唇を重ねてきた。

 
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