零れ桜
沢村先生は女の人で茶髪ロングで怒ると怖い人。だけど、国語の授業は分かりやすくてあんまり寝る人がいない。
「でも、沢村先生って綺麗な人だよね。」
「そうだね。それは、なんか分かるわ!」
ちょっと会話できた。良かった、、、。
次何の話をしたらいいんだろう。
「てか、めっちゃ絵上手いね!これ桜でしょ?」
彼は私のスケッチブックをみていた。いつの間に!コミュ力が高い。コミュ力お化けだよ。
「あっ、うんそうだよ。」
「めちゃ上手いね。俺あんまり絵心ないから絵が上手い人って尊敬するわ。」
「えー、本当に?私は小さい頃から描いてただけだよ。ずっと描いてたら上手くなるよ。」
「小さい時から?すげーな!小さい時っていつから?」
「小学5年生ぐらいからかな?その時からよく絵を描くようになったよ。そう言えば、5年生の時もこんな風に絵を褒めてくれた子がいたなぁ、、、。」
?何かさっきのセリフもどっかできいたことあるような?
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