一途な部長は鈍感部下を溺愛中
「ぶ、部長……」
あっという間にふかふかのベッドの前に着いてしまい、思わず情けない声が出てしまう。
「……」
部長はちらりと私を一瞥すると、私の腕を軽く引き、ベッドに座らせた。
「もう、観念しなさい」
そしてそのまま肩を押され、私はぽすんと倒れ込んだ。その上に、腕をつくようにして逞しい体が覆いかぶさってくる。
「う……ぶ、ぶちょ……」
「ずっと気になってたんだが」
ちゅ、ちゅ、と首や頬にキスを落とされて、擽ったさに喘ぐと部長が顔を上げた。
どこか不満そうな膨れた顔が、こちらを見る。
「二人きりの時くらい、名前で呼んでくれないか」
「えっ! ……あっ、」
すぐにまたキスの雨が降り始め、どんどん下へと落ちてくる唇。やがてバスローブの下を潜ってこようとしたそれに、私は声を上げた。
「やっ……まっ、待ってください」
「……」
「部長、まって……!」
「……」
ぜんっぜん止まってくれないのですが!?
そうしているうちに腰紐をついと引っ張られ、私は弾かれたように性急な彼の手を掴んだ。