一途な部長は鈍感部下を溺愛中
同じ下着をまた着けるのはどうしても抵抗があって、苦渋の決断だったのだ。
コンビニに買いに行こうかとも思ったけど、迷っているうちに部長がシャワーを終えてしまって。
そう、とにかく今、私はノーブラノーパンなのである。
改めて考えると自分がとんでもないことをしている気がして、身体中が燃えるように熱くて、このまま塵になってしまえたらいいのにとすら思う。
どうしよう、こんなところで幻滅されたら。
幻滅まではいかなくても、ちょっと引かれたりとか……だって部長、すごい驚いた顔してるし……。
「や、やっぱり私今からでも買ってきます!」
僅かな沈黙にすら耐えられなくて、乱れたバスローブを整えながら起き上がる。
「いやいやいや、待て待て」
しかしすぐに片手で押されて、ころりと逆戻りさせられてしまった。
「全く君は、どこまで俺を煽れば気が済むんだ……」
眉を下げて見上げた先、同じような顔をした部長が、ジリジリと焼け付くような眼差しでこちらを睨んでいる。
「ひ、引きましたか……?」
恐る恐る問いかけた私に、部長は睨む視線を強めた。