一途な部長は鈍感部下を溺愛中
「むしろ興奮しすぎて、気が狂いそうだ」
吐き捨てた唇が、もう黙れと言わんばかりにこちらの唇に喰らいつく。
そこからは、怒涛だった。
キスに翻弄されているうちに、ローブは脱がされ、部長のしなやかな指先が肌の上を滑った。
どれだけ恥ずかしがっても彼は許してくれなくて、快感を引きずり出すように、私ですら触れたことの無いようなところまで、キスであやしながらくまなく愛撫した。
頭の中で星々がぶつかって白く光るような、そんな衝撃をいくつも乗り越え、身体中から骨という骨が溶けてなくなってしまったのではないかと錯覚するほど、くたくたにになった頃。
「痛かったら、俺の指でも腕でも肩でも、どこでも噛み付いていいからな」
決して、痛かったら止める、とは言ってくれなかった。
でも、上も下も分からなくなるほど朦朧としていた私は、部長のその台詞の意味すら分かっていなくて、ただ、汗ばんだ綺麗な顔が、こちらへと覆い被さるのをぼんやりと眺めていた。
(苦しそうな顔までカッコイイ……)
無意識のうちに手を伸ばすと、それに気付いた部長が指を絡め合うように手を重ねてくる。