ママの手料理 Ⅱ
すると、1人でプンスカ怒っている俺の前に、
「…ちょっと、朝からうるさい。声の大きさを考えて話してくれないかな?僕の快眠を妨げるなんて地獄行きだよ」
俺にだけ愚痴を言いながら、問題を起こした張本人がしれっとした顔で現れた。
「お前!何紫苑ちゃんとお揃いしてんだよ!仁のリストバンドとお揃いなんて何も需要ないでしょうが!」
俺は思わず仁を指差しながら再度叫び、そんな俺を見た彼は鼻で笑った。
「流行の最先端に乗り遅れないと、大変な事になるよ?…ぶっちゃけると、紫苑ちゃんの手首の傷は見えやすいからリストバンドで隠せると思ったわけ。何か文句ある?」
…そう言われると、いいアイデアじゃん、と
納得してしまう。
「……なるほど。じゃあ仁も傷隠してんの?」
最後のあがきと言わんばかりに、俺が彼の左手首にはめられた水玉模様のリストバンドを見ながら尋ねると。
「僕のはどう考えてもファッションでしょう?あ紫苑ちゃん、一緒に朝ご飯食べようか。ほら行こう行こう」
信じられない程蔑んだ目で見られた。
はい、と言って仁の後ろに着いていく紫苑ちゃんを呆然と見つめながら、
「……やっぱ俺、仁嫌いだわ…」
俺は、ぽつりと零した。
「…ちょっと、朝からうるさい。声の大きさを考えて話してくれないかな?僕の快眠を妨げるなんて地獄行きだよ」
俺にだけ愚痴を言いながら、問題を起こした張本人がしれっとした顔で現れた。
「お前!何紫苑ちゃんとお揃いしてんだよ!仁のリストバンドとお揃いなんて何も需要ないでしょうが!」
俺は思わず仁を指差しながら再度叫び、そんな俺を見た彼は鼻で笑った。
「流行の最先端に乗り遅れないと、大変な事になるよ?…ぶっちゃけると、紫苑ちゃんの手首の傷は見えやすいからリストバンドで隠せると思ったわけ。何か文句ある?」
…そう言われると、いいアイデアじゃん、と
納得してしまう。
「……なるほど。じゃあ仁も傷隠してんの?」
最後のあがきと言わんばかりに、俺が彼の左手首にはめられた水玉模様のリストバンドを見ながら尋ねると。
「僕のはどう考えてもファッションでしょう?あ紫苑ちゃん、一緒に朝ご飯食べようか。ほら行こう行こう」
信じられない程蔑んだ目で見られた。
はい、と言って仁の後ろに着いていく紫苑ちゃんを呆然と見つめながら、
「……やっぱ俺、仁嫌いだわ…」
俺は、ぽつりと零した。