ママの手料理 Ⅱ
「え、何で隠れんぼなの?てか俺らの話聞こえてた?」
「お前の部屋の光が漏れてて、近付いたら聞こえてきた」
ただそれだけの理由なのに俺の部屋に来てくれた事が嬉しくて、単純な俺はニヤニヤとにやけた。
「なるほど!来てくれて嬉しいよありがとう!ところで隠れんぼって…?」
気を取り直して尋ねると、
「ああ、お前らチビの話してただろ。チビが記憶を戻すには薬を使うか、何か大きなショックを与えないといけねぇと思うんだよな」
ずかずかと部屋に侵入してきた彼は、壁にもたれかかって俺達を舐めるように見下ろした。
その反動で、ポケットに入れられた右手が飛び出てだらりと垂れ下がる。
重力に逆らう事も力が入る事もないそれは、壁と琥珀の足の間で振り子のように小さく揺れていた。
(ん?それ前に聞いた事あるな…)
「それ、前に銀子ちゃんも言ってたよ」
そっと彼の右手から目を離して口を開けば、
「パクんなよお前、汚ぇぞ」
銀子ちゃんが後ろを振り返り、琥珀に向かって拳を突き上げながら嫌味を言う。
そんな彼をゴミでも見るような目で見下ろした般若は、面倒くさそうな顔で舌打ちをした。
「俺は伊織から聞いたんだ、別にお前の話なんざ聞いてねーよ」
その返答を聞き、俺は思わず眉をひそめた。
結局、伊織と琥珀の関係はどうなっているのだろうか。
「お前の部屋の光が漏れてて、近付いたら聞こえてきた」
ただそれだけの理由なのに俺の部屋に来てくれた事が嬉しくて、単純な俺はニヤニヤとにやけた。
「なるほど!来てくれて嬉しいよありがとう!ところで隠れんぼって…?」
気を取り直して尋ねると、
「ああ、お前らチビの話してただろ。チビが記憶を戻すには薬を使うか、何か大きなショックを与えないといけねぇと思うんだよな」
ずかずかと部屋に侵入してきた彼は、壁にもたれかかって俺達を舐めるように見下ろした。
その反動で、ポケットに入れられた右手が飛び出てだらりと垂れ下がる。
重力に逆らう事も力が入る事もないそれは、壁と琥珀の足の間で振り子のように小さく揺れていた。
(ん?それ前に聞いた事あるな…)
「それ、前に銀子ちゃんも言ってたよ」
そっと彼の右手から目を離して口を開けば、
「パクんなよお前、汚ぇぞ」
銀子ちゃんが後ろを振り返り、琥珀に向かって拳を突き上げながら嫌味を言う。
そんな彼をゴミでも見るような目で見下ろした般若は、面倒くさそうな顔で舌打ちをした。
「俺は伊織から聞いたんだ、別にお前の話なんざ聞いてねーよ」
その返答を聞き、俺は思わず眉をひそめた。
結局、伊織と琥珀の関係はどうなっているのだろうか。