ママの手料理 Ⅱ
警察官だから囚人と関わる機会も多いのは分かるけれど、あれ程憎んでいた加害者と被害者がこうも頻繁に交わるなんて、いつか天地がひっくり返りそうだ。
「…あいつに話したんだ、チビの事。あの情報屋は色んな所にツテがあって知識も豊富だからな、どうやったら記憶を元に戻せるのか脅し…聞いた」
(いや流石に可哀想だから脅さないであげて?質問する側なんだから、せめて優しく…)
一転してどこか遠くを見ながら、琥珀はおもむろに口を開いて。
同時に、俺は心の中で突っ込んだ。
「んで、記憶を無くす前に当事者が経験したトラウマ級の出来事をもう一度再現する事で、記憶が戻る事があるって教えて貰った。…OASISにも同じ方法で記憶が戻った奴が居たらしいから、既に確証済みだ」
ふーん、と、俺は口をすぼめて頷いた。
記憶が戻ったというOASISの誰かの名前が知りたいけれど、どうせこの間の抗争で死んだだろうから今更掘り返すのもはばかられる。
「へぇ…。それで、隠れんぼですか」
頭に腕を乗っけてぼーっと宙を見つめていたサイコパスが、棒読みで相槌を打った。
「…あいつに話したんだ、チビの事。あの情報屋は色んな所にツテがあって知識も豊富だからな、どうやったら記憶を元に戻せるのか脅し…聞いた」
(いや流石に可哀想だから脅さないであげて?質問する側なんだから、せめて優しく…)
一転してどこか遠くを見ながら、琥珀はおもむろに口を開いて。
同時に、俺は心の中で突っ込んだ。
「んで、記憶を無くす前に当事者が経験したトラウマ級の出来事をもう一度再現する事で、記憶が戻る事があるって教えて貰った。…OASISにも同じ方法で記憶が戻った奴が居たらしいから、既に確証済みだ」
ふーん、と、俺は口をすぼめて頷いた。
記憶が戻ったというOASISの誰かの名前が知りたいけれど、どうせこの間の抗争で死んだだろうから今更掘り返すのもはばかられる。
「へぇ…。それで、隠れんぼですか」
頭に腕を乗っけてぼーっと宙を見つめていたサイコパスが、棒読みで相槌を打った。