ママの手料理 Ⅱ
「…はい、じゃあ気を取り直して。今日は琥珀が紫苑の叔母の家に行って、大也と銀河が養護園に行ったんだよね。何か新たに分かった事はあった?」



数分後、気を取り直して司会進行を務める湊の声で、俺は食べていたチョコ味のワッフルを皿の上に置いた。


「…ああ、何にも連絡は来てないそうだ。目撃情報もなし。…ついでにあのクソババア、チビの事を貶しまくってたからしっかり脅してやったわ」


琥珀の淡々とした報告を聞く限り、やはりあちらもこちらと同じく何の収穫もないことが分かって。


「そっか…いや琥珀かっこよ、」


つい、心の中の声が漏れてしまった。


「そう…。じゃあ養護園組は?」


リーダーから話が振られ、銀子ちゃんが話し始める。


「あー、俺らの所も特に収穫はなかった。紫苑から何か連絡があれば伝えるように言っておいたが、それだけだ。…あと何かあったか?」


彼の視線がこちらに向いたのに気づき、俺はおもむろに口を開いた。


「あと、航海が世界中のゲーマーさんに情報提供を募ったけど特に音沙汰はなかったらしくて…。それと副島先生が、不良トリオは荒れてたけどお子様感が抜けてなくて可愛かった、って言ってた」
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