ママの手料理 Ⅱ
『いやあ、悪かったなお前の所に来れなくて。…何しろ、大也が毒から回復するのに時間がかかってよ。…お前の所の幹部が打った、彼岸花の毒入りの液体のせいでなあ』
氷のように冷たいその言葉は、氷柱のような鋭さを帯びて伊織の心臓を貫く。
『っ、……本当に、ごめんなさい…。もう、一生ここで罪を償うって決めたから…琥珀の手の事も、大也の事も、紫苑ちゃんの事も……全部全部、俺のせいだから…』
伊織が震えているのは、寒さのせいではないだろう。
『ああ、そう言えば大也の右腕にも後遺症が残ったな。あいつは俺の右腕と同じだからニコイチだって喜んでたが、俺達がそう素直に笑って受け入れられると思うか?あ"?』
ははっ、と笑ってみせる琥珀の目は全くもって笑っていなかった。
むしろその目は炎のような怒りと憎しみを含んでいて、琥珀が伊織の事を未だに許していない事が容易に伝わってくる。
『っ、俺、俺のせいで………琥珀に怪我させた事もぎりぎりまで気付かなくて、もう全部、……本当に、悪かったと、』
泣きながら言葉を紡ぐ彼からは、もうあの時の様な威厳は微塵も感じられなかった。
OASISの13人目の幹部として紫苑を誘拐し、散々暴言を吐いた挙句暴力まで振るい、正直骨の髄まで腐っていると言っても過言ではないそれらの行動を、簡単に許してはいけない。
氷のように冷たいその言葉は、氷柱のような鋭さを帯びて伊織の心臓を貫く。
『っ、……本当に、ごめんなさい…。もう、一生ここで罪を償うって決めたから…琥珀の手の事も、大也の事も、紫苑ちゃんの事も……全部全部、俺のせいだから…』
伊織が震えているのは、寒さのせいではないだろう。
『ああ、そう言えば大也の右腕にも後遺症が残ったな。あいつは俺の右腕と同じだからニコイチだって喜んでたが、俺達がそう素直に笑って受け入れられると思うか?あ"?』
ははっ、と笑ってみせる琥珀の目は全くもって笑っていなかった。
むしろその目は炎のような怒りと憎しみを含んでいて、琥珀が伊織の事を未だに許していない事が容易に伝わってくる。
『っ、俺、俺のせいで………琥珀に怪我させた事もぎりぎりまで気付かなくて、もう全部、……本当に、悪かったと、』
泣きながら言葉を紡ぐ彼からは、もうあの時の様な威厳は微塵も感じられなかった。
OASISの13人目の幹部として紫苑を誘拐し、散々暴言を吐いた挙句暴力まで振るい、正直骨の髄まで腐っていると言っても過言ではないそれらの行動を、簡単に許してはいけない。