炎のシークエンス
燃えてるのは古い木造アパート。ここの管理人さん知ってる。優しいおばあちゃんだ。毎朝アパートの前を掃除してた。学生の頃、駅に向かう私に挨拶してくれて、お菓子くれたりもした。
おばあちゃんだいぶ高齢だったし、逃げられたかな、大丈夫かな。
心配になって私は人だかりをかき分け、現場に近づく。
消防士さんと一緒にいるおばあちゃんを発見!無事みたい。良かった。アパートの住人さん達だろうか、着の身着のままの人が何人かいた。
「アパートの住人の皆さんはこれで全員ですか」
「二葉(ふたば)さんがいません」
「ご不在なのでは?」
「いえ、帰っています。私、預かっていた宅配をお渡ししましたから。どうしましょ、まだ中にいます、きっと」
「二葉さんのお部屋は?」
「二階の、202号室です」
その時、まるで生きているかのように燃え盛る炎の中に、防火衣を着て、背中にボンベを背負った消防士が飛び込んでいくのが見えた。
おばあちゃんだいぶ高齢だったし、逃げられたかな、大丈夫かな。
心配になって私は人だかりをかき分け、現場に近づく。
消防士さんと一緒にいるおばあちゃんを発見!無事みたい。良かった。アパートの住人さん達だろうか、着の身着のままの人が何人かいた。
「アパートの住人の皆さんはこれで全員ですか」
「二葉(ふたば)さんがいません」
「ご不在なのでは?」
「いえ、帰っています。私、預かっていた宅配をお渡ししましたから。どうしましょ、まだ中にいます、きっと」
「二葉さんのお部屋は?」
「二階の、202号室です」
その時、まるで生きているかのように燃え盛る炎の中に、防火衣を着て、背中にボンベを背負った消防士が飛び込んでいくのが見えた。