炎のシークエンス
「引っ越しの手伝いした以来だから、ちょっと自信ないな。ここでいいんだっけ?」
「うん。こんな遠くまでありがとね、連太郎」
「部屋まで荷物持っていくから」
「ほんともう、充分だよ」
車を路肩に止めて大量の紙袋を手に持ち、連太郎は有無を言わさず私の部屋の前に立つ。
言い出したら聞かない。しかたない。
私は部屋の鍵を開けた。
「……心春、これ」
連太郎は部屋の様子を見て呆然としてる。
引越してから数年が経つというのに、部屋はがらんとしてる。布団は敷きっぱなし。家具といえるものは小さな冷蔵庫だけ。洋服は数着だけカーテンレールにかけてあり、下着類や小物は引っ越しの時の段ボールを利用して、仕舞っている。
「寝るためだけの部屋だから……」
「うん。こんな遠くまでありがとね、連太郎」
「部屋まで荷物持っていくから」
「ほんともう、充分だよ」
車を路肩に止めて大量の紙袋を手に持ち、連太郎は有無を言わさず私の部屋の前に立つ。
言い出したら聞かない。しかたない。
私は部屋の鍵を開けた。
「……心春、これ」
連太郎は部屋の様子を見て呆然としてる。
引越してから数年が経つというのに、部屋はがらんとしてる。布団は敷きっぱなし。家具といえるものは小さな冷蔵庫だけ。洋服は数着だけカーテンレールにかけてあり、下着類や小物は引っ越しの時の段ボールを利用して、仕舞っている。
「寝るためだけの部屋だから……」