炎のシークエンス
ナース姿の桃子と救急隊員姿の連太郎。二人並んで立つとかっこよすぎる。

二人は自分の選んだ道を、しっかりと歩いているんだ。

胸がずきんと痛む。
私なんて、両親の仕事を手伝うことしかできていない。自分がちっぽけでつまらない人間に思えてしまう。

ゆっくりと心身を休め次へ進むための充電期間、なんて自分に言い聞かせてたけど。
この二人と比べれば、ただのダメなやつにしか思えなくなってくる。

「二人ともお疲れ様。仕事、頑張ってね」

私は二人の邪魔をしないようにその場を去ろうとした。

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