炎のシークエンス
「あの夜もそうやって俺の手を触ってた。
この手で助けてほしいって。ぎゅっと掴んでほしいって」
あの夜。忘れてと言われたって忘れたくない、二人きりで過ごした夜。
ーー燃え盛る炎の中。二葉先生を助けた連太郎の姿が強烈で、忘れられないの。
連太郎の手が二葉先生をぎゅっと掴んで助けてた。あの瞬間思ったの。
私も、助けてほしい。
私のことも、この手でぎゅっと掴んで抱きしめてほしいってーー
「……居酒屋での会話は覚えてる。連太郎の家で抱きしめてくれた……」
心春?
思い出したか?
思い出してくれ。俺を好きだと言ってくれたこと。
俺にしがみつきながら、俺を欲しがってくれたあの瞬間を……!
この手で助けてほしいって。ぎゅっと掴んでほしいって」
あの夜。忘れてと言われたって忘れたくない、二人きりで過ごした夜。
ーー燃え盛る炎の中。二葉先生を助けた連太郎の姿が強烈で、忘れられないの。
連太郎の手が二葉先生をぎゅっと掴んで助けてた。あの瞬間思ったの。
私も、助けてほしい。
私のことも、この手でぎゅっと掴んで抱きしめてほしいってーー
「……居酒屋での会話は覚えてる。連太郎の家で抱きしめてくれた……」
心春?
思い出したか?
思い出してくれ。俺を好きだと言ってくれたこと。
俺にしがみつきながら、俺を欲しがってくれたあの瞬間を……!