炎のシークエンス
※※※
思い出した。
二葉先生を助けるシーンを思い出し、私のことも抱きしめてほしいって言ったら、連太郎は私の肩をぎゅっと掴んで引き寄せてくれたんだ。
「あ、だめだ」
「心春?」
だけど、私はあわてて体を離した。
私のことも助けてほしい。そう思ったのと同じように、怖いと感じたことも思い出した。
「私は会社員がいいの」
「またそれかよ。何がそんなにいいんだよ」
「だって、危なくない。
火事で燃え盛る炎に飛び込んで行ったり、災害現場で救助作業したり、命がけで誰かの命を守る仕事は尊くて素晴らしい仕事。
でも、自分の大好きな人の無事を祈りながら毎日暮らしていくのはツライよ。
今でも、毎日心配してるっていうのに」
あれ?
連太郎は切れ長の目を見開いてびっくりした顔してる。私、なんか変なこと言った?
思い出した。
二葉先生を助けるシーンを思い出し、私のことも抱きしめてほしいって言ったら、連太郎は私の肩をぎゅっと掴んで引き寄せてくれたんだ。
「あ、だめだ」
「心春?」
だけど、私はあわてて体を離した。
私のことも助けてほしい。そう思ったのと同じように、怖いと感じたことも思い出した。
「私は会社員がいいの」
「またそれかよ。何がそんなにいいんだよ」
「だって、危なくない。
火事で燃え盛る炎に飛び込んで行ったり、災害現場で救助作業したり、命がけで誰かの命を守る仕事は尊くて素晴らしい仕事。
でも、自分の大好きな人の無事を祈りながら毎日暮らしていくのはツライよ。
今でも、毎日心配してるっていうのに」
あれ?
連太郎は切れ長の目を見開いてびっくりした顔してる。私、なんか変なこと言った?